アフターピルにはプラノバールとノルレボがあります。プラノバールはヤッペ法といって中用量ピルを利用してホルモン値を急上昇させてから一気に下降することで子宮内膜をはがし、受精卵が着床するのを防ぎます。 ヤッペ法はノルレボが新しいアフターピルとして認可されるまではアフターピルの主流となっていました。プラノバールには成分として卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方が配合されており、生理不順などの月経トラブルの治療に使われています。

そういう意味ではヤッペ法のプラノバールは緊急避妊専用の薬ではありませんが、排卵を遅らせることができることや着床を阻止することができるということからアフターピルとして使われています。 ノルレボより安価で購入しやすいですが、含まれているホルモン量が多いことから個人差はあるものの、副作用が出てしまうことがあります。 プラノバールの緊急避妊を失敗する確率は3.2%ほどですが、排卵日が近いなど、いわゆる危険日付近の場合は45%ほどが妊娠してしまうことがあるといわれています。 ノルレボは2011年に認可されたばかりのアフターピルで、成分は黄体ホルモンだけです。そのため、これまで使われていたアフターピルよりは副作用が出てしまう確率は少ないといわれています。 また緊急避妊率も高く、81%ほどです。失敗する確率はわずか1.1%ですが、危険日付近だとすると例え飲んでも約15%は妊娠してしまう確率があります。

アフターピルは緊急避妊薬として知られていますが、その成功率は決して100%というわけではありません。服用してから3日から3週間以内に生理がきた場合、アフターピルがしっかりと効き、避妊に成功したといえます。 しかしもし服用してから3週間たっても生理がこなかった場合は妊娠している可能性があるため、妊娠検査薬などで検査をしてみる必要があります。 そして服用後3日以内に出血があった場合は婦人科系の病気が原因になっている、もしくは以前の性交渉による妊娠や子宮外妊娠の可能性もあります。 さらに着床出血・排卵出血という可能性もあり、できれば婦人科に相談してみるほうが良いでしょう。

排卵日や排卵期にアフターピルを飲んだ場合、月に生理が2回くることもあります。排卵後であれば予定通りに生理がくることがほとんどです。 個人差はありますが、服用後は生理が安定するまで3か月前後かかるといわれています。生理周期が乱れていれば妊娠する確率も高くなりますので、避妊をきっちりしておく必要があります。

それぞれの飲み方の違い

プラノバールとノルレボの飲み方の違いもありますので注意しましょう。プラノバールの飲み方は性行為後72時間以内に2錠服用して、さらに12時間後にもまた2錠飲みます。 そしてノルレボの飲み方は同じく性行為後72時間以内に1.5mgなら1錠、0.75mgなら2錠飲みます。ノルレボの場合は性行為後、飲むまでの時間が早ければ早いほど効果は高くなります。

アフターピルを服用している時にアルコールを飲んでも問題はありませんが、アルコールを摂取し過ぎて嘔吐してしまうと効果がなくなってしまうので気をつけなければいけません。 特に服用後2時間以内に嘔吐してしまうような状況は避けましょう。風邪薬や胃薬、栄養ドリンクなども飲んでもかまいませんが、注意しなければいけないものもあります。 例えば抗けいれん薬やHIV感染症治療薬、リファブチン、リファンピシン、グリセオフルビン、セイヨウオトギリソウを含む食品などがあります。

食事や運動などについても服用後の制限はありませんが、性交渉については服用後に生理がくるまでは避けたほうが良いです。 アフターピルを服用後に出血する前に性交渉をして避妊に失敗してしまったとしてもアフターピルを再び飲むことはできないのです。